くちぐせ

 

 長い間放置してしまうと、逆にいつ再開すればいいかわからなくなることってありません? ありませんか、そうですか。どうもこんばんは、ヨシモトです。

 

 口癖、というのは恐ろしいものですよね。

 私はよく「口から生まれてきたような子」という表現をされてきました。ピッコロとでも名乗ればいいのでしょうか。脳味噌が何か指令を飛ばす前に、口が勝手に動き出す感覚。これは確かにあるんですよね。災いの元がべらべらべら。完全に「私」から独立しているような気がしてなりません。

 沈黙は金、雄弁は銀とはよく言ったもので、私は銀どまりの人生を送ってきました。何であれば、銀どころかメタリックカラーにすらなれないこともしばしば。

 

 相も変わらず話が右往左往するあたり、自分の本質が変わっていないことがよくわかります。そうだ口癖の話。

 私の口癖は、コロコロと変わります。六月ごろからは「承認欲求」というフレーズが大好きで使っていたのですが、ここ最近になって「おっぱい」「おちんちん」しか言えなくなってしまいました 。口癖の偏差値が六億くらい下がっていますね。

 ただ、「口癖」と言いながら、その悪癖が露呈する場は基本的にSNSでした。TwitterであったりLINEであったり。それがついに、現実世界の、私の口を蝕み始めたのです。

 非常に困っています……が、少し興味深い部分もありませんか?

 というのも、現実での口癖がSNSに反映されるならまだしも、SNSでの「手癖」が現実に反映されているのです。

 常々発話行為は、思考を文字におこすという行為に先んじるもの、と考えられているように思えるのですが、果たしてその認識は正しいのでしょうか。頭の中で思考を言語化し、それを口から発するか、それとも手から発するか。この二つに優劣なんてつけるのはおかしいのではないでしょうか……なんて。そもそも見せかけ上の優劣ですら存在していないでしょ、とか言われてしまった日には、何も言えないのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~おっぱいおっぱい。