下等な身の上話

 

 自分の凡人っぷりに悲しくなる時があります、ヨシモトです。

 

 身の上話、っていうからには服の話でもすればいいのでしょうか。とか思ったんですけど、まあそんな小粋なジョークの気分ではなく。

 

 3/1から就活が解禁されました。いやベンチャーもっと早くやっとるやん。なんならもう祈られ済みだわ。

 自分は就職支援?的な企業で長らくインターンをしているのですが、いざ自分が就活するとなると辛いものがありますね。食い扶持がかかってる感じ。プレッシャーですわ。

 やってること自体は楽しいんですけどね。世の中の仕組みとか、自分の信念とか、向き不向きがわかっていくことは気持ちがいいもんです。

 

 多分、就活において「譲れないもの」って各々あると思うんですよ。「アナウンサー」といった職種的なものであったり、「福利厚生」といった生活スタイルの類であったり。

 それでいうと、私は「高収入」が何よりも優先事項です。シングルマザー家庭だと、やっぱり金に困った思い出がたくさんあるんですよね。嫌な思い出。

 その嫌な思い出を振り払うかのように、今日もノートに色々書きなぐっては「あーだめだなー」とか言いながら、訪問先の喫煙所でタバコを喫います。英語勉強してれば、外資とかも目指したんですかね。うーん。 

 

 だいたい、人間は何をいちばん恐れている? 新しい一歩、自分自身の新しい言葉、それを一番恐れているじゃないか……

 人間というやつは、いっさいを手中にしているくせに、弱気ひとつがたたって、みすみすそのいっさいを棒にふっているわけなんだ

 

 どちらも、『罪と罰』 のラスコーリニコフの言葉ですね。あれ、ラスコリニーコフ?わかんなくなっちゃった。

 今になって、「どうして自分はもっと色んなことをやっておかなかったのだろう」という後悔が後を絶ちません。嫌な思い出や後悔は簡単に頭を支配するのに、幸せの効果は一瞬ですよね。

 

 学生という立場を活かして、もっといろんな世界に飛び込んでおけばよかった。凡人であるからこそ、多くを学ばなければいけなかったはずなのに、凡人であることを痛感するのが怖くて、動けなかった。つくづく自分はザコです。恥の多い人生。弱気と短気は損気。

 こんな一丁前に反省しておきながら、多分今日家に帰ったらラジオを聴いて時間を溶かすんです。反省するだけなら誰にでもできる、謝るだけなら猿にでもできる。

 全てを65点くらいのクオリティでこなせる器用な凡人が、なんの努力もしなかった結果が、このザマです。嫌になるなぁ。

 

 なんて。自分が身命を賭してやりたいことなんて、自己弁護くらいなのかもしれませんね。人間と触れ合える仕事ならなんでもいいのかもなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あーあ、買ってない宝くじ当たらないかなぁ。シュレディンガーの宝くじ。