無知無恥大学生ヨシモトの備忘録

※内容はフィクションです。

マゾ

 

 例えばそれは、人からいただいた飲み物であったり。例えばそれは、イヤホンから聴こえる音楽であったり。

 体内に、自分ではない何かが流れ込む。快楽が私を襲う。

 異物が「入る」ことが気持ちいいのではない。「流れ込む」ことが、どうしようもなく、気持ちいいのだ。

 本には「入る」パターンと「流れ込む」パターンの二つが存在する。

 相容れないものは、私に「入って」くる。わかりよいものは、私に「流れ込んで」くる。

 

 身体の相性に似ているのだろうか。いや、違う。「入って」「流れ込む」この二つの動作が、一体になってしまうのは、私にとっては「違う」。

 マゾヒストは、「入る」感覚が好きなのだろうか。それとも、「流れ込む」感覚が好きなのだろうか。伴う異物感をも、快感に昇華してしまうとしたら、「マゾヒストになりたい」と思ってしまう。ここでいうマゾヒストとは、いわゆる俗なマゾというやつだ。

 

 とりあえず今は、本を読みたい。「入って」くる本はいらない。「流れ込んで」くる本をよこせ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 たまには、フォーマットを崩してみたいのです。